メドケア、フジクラ健康保険組合とApple Watchを活用した遠隔診療・遠隔生活指導プログラムを開始

 

 

メドケアは、フジクラ健康保険組合に対して、Apple Watchを活用した遠隔診療・遠隔食事指導プログラムを提供開始すると発表した。対象となる組合員にApple Watchを配布しバイタルデータ等を取得。健康経営の指標のひとつとして注目され始めている、プレゼンティーズムの改善効果を評価する。

 

対象者にApple Watchを配布、プレゼンティーズム改善効果を評価

メドケアは、生活習慣病の重症化予防に特化した遠隔診療を行うインフラと遠隔生活指導を組み合わせた重症化予防プログラム「MEDICALLY」を展開している。今回、フジクラ健康保険組合の協力を得て、メドケアの持つアルゴリズムでレセプト及び検診データを分析して抽出した糖尿病・ 高血圧症・脂質異常症・高尿酸血症などの生活習慣病患者を対象にApple Watchを配布、対象者のバイタルデータを収集し参考にしながら、遠隔診療・遠隔食事指導プログラムを提供する。このプログラム提供によって、健康経営の指標として注目されているものの評価しづらいとされているプレゼンティーズムの改善効果を評価する。

 

プレゼンティーズムとは

健康経営の観点から、近年重要視されつつある指標のひとつ。従業員の健康状態を評価を、単に医療費の大小で評価するのではなく、アブセンティーズム(病欠)やプレゼンティーズム(何らかの健康問題によって業務効率が落ちている状況)の状態によって評価する考え方。これらによる労働生産性の低下が、企業におけるコストとして考えられている。特にプレゼンティーズムは労働関連指標で評価しづらい一方で、生産性におけるコストの大半を占めるとされる研究が多数報告されている。