オンライン服薬指導の実施に向け、メドレーと調剤薬局上位3社が連携

 新型コロナウイルス対策で、事実上適用が前倒しとなったオンライン服薬指導の実施体制づくりに大手同士が連携して取り組む。オンライン診療システム最大手のメドレーが、調剤薬局シェア上位3社を同社システムで支援し、全国での導入を推進していくと発表した。

同一システムでオンライン診療と統合的に実施 国家戦略特区での取り組みを全国へ

 新型コロナウイルス感染拡大対策の一環として、厚生労働省が定期受診患者に対するオンライン診療、オンライン服薬指導の実施を2月28日付の事務連絡(既報)で認めているが、これを受け、オンライン診療システム最大手のメドレーが調剤薬局大手3社と全国で連携する。具体的には同社のシステム「CLINICSオンライン診療」を、3社がオンライン服薬指導を行うツールとして導入支援する。なおこの4社は国家戦略特区である千葉市における事業ですでに協働しており、この枠組みを特区以外の全国へ拡大するかたちとなる。