2022年4月1日から適用される診療報酬の改定事項に関して、厚生労働省がYouTubeチャンネルで概要を説明している。編集部でICT関連部分の説明をピックアップし、網羅的に確認できるようまとめた。
2022年度診療報酬改定 ICT関連事項
医科
個別改定事項II 情報通信機器を用いた診療
診療録管理体制加算の見直し(要件強化)
データ提出に係る届出を要件とする入院料の見直し(要件強化)
電子的保健医療情報活用加算の新設、およびオンライン資格確認(マイナンバーカードの保険証利用)の導入、推進
外来医療等のデータ提出に係る評価(新設)
ロボット支援下内視鏡手術の術式追加
保険医療材料制度の見直し
イノベーションの評価について
機能項目の新設、チャレンジ申請の新設、プログラム医療機器の評価新設
保険収載手続きの見直し(プログラム医療機器)
歯科
歯科におけるICT活用の評価
歯科訪問診療料 通信画像情報活用加算の新設など
調剤
調剤におけるICT活用の評価
オンライン調剤服薬指導の評価見直し
補足
なお厚生労働省は、現在適用されている新型コロナに対応する特例(いわゆる0410対応)と4月1日から改定、適用される診療報酬との切り替えについて4日付で事務連絡を出し、新しく定められた施設要件を満たしていない場合も、0410対応の診療報酬で請求を行うことを可とした。ただし、施設要件を満たすことに最大限努力することとしている。