オンライン診療システムと医療分野での様々なAIサービスを提供する情報医療は、2018年5月14日、三菱商事など4社から第三者割当増資を受け11億円を調達したと発表した。得た資金で、今後医療各領域のAI構築を強化するという。
オンライン診療と医療における3つのフェーズに合わせたAI構築を提供
2015年に設立された情報医療は、東大医学部出身の原聖吾医師が、シンクタンクやマッキンゼーでの経験を経て起業したスタートアップ。予約から決済、処方薬の配送(院内処方の場合)まで一連のタスクを処理できるオンライン診療システム「curon(クロン)」と、医療における重要なプロセスである「識別」「予測」「介入」3つのフェーズに合わせた、機械学習技術に基づく解析や施策提案ソリューションを提供している。
今回、第三者割当増資の引受先となった各社(三菱商事以外は非公表)に加え、今後も幅広い事業会社、病院、研究機関等と連携し、医療の情報を適切に活用するためのソリューションを生み出すという。今回の調達資金で、様々な医療現場の実情により即したAIを開発するとしている。