サスメドが総額7.2億円の第三者割当増資を実施 不眠症治療アプリの治験目指す

ソフトウェア医療機器として不眠症治療用スマートフォンアプリの研究開発を行うサスメドは、6社を引受先とする総額 7.2 億円の第三者割当増資を実施すると発表した。調達資金を活用し、国内臨床第 III 相試験を6月にも開始する。

睡眠障害の非薬物療法をアプリで実現、6月にも治験開始へ

2016年に設立されたサスメドは、日本睡眠学会の評議員を務める医師の上野太郎氏がCEOを務める医療ベンチャー。日本における睡眠障害治療の現状については、睡眠薬として用いられるベンゾジアゼピン系薬剤の人口当たりの処方量が米国の約6倍に上っており、国連の国際麻薬統制委員会から指摘されるなど治療の適正化が課題とされてきた。厚生労働省もこれまで、2014年度の診療報酬改定からベンゾジアゼピン系薬剤の多剤処方時の診療報酬を設定し、さらに減額するなど、処方量減に取り組んでいる。サスメドが研究開発している治療用アプリ(特許取得済)はこうした課題解決のひとつとして非薬物療法を実現するもので、2016 年9月より複数の医療機関で臨床試験を実施してきた。

この臨床試験の結果を持って医薬品医療機器総合機構(PMDA)や各方面と協議し、6月より治験を開始する。サスメドでは2020年をめどに、不眠症治療用アプリの医療機器としての承認を目指す。