国立成育医療研究センターと『ルナルナ』が共同研究を開始、最大50万人分のビッグデータを解析

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国立成育医療センターとルナルナのロゴ

国立成育医療センターと女性向けの健康情報サービス『ルナルナ』を運営するエムティーアイが共同研究を開始する。エムティーアイがサービスを通じて蓄積した最大50万人分の匿名化処理済みデータについて、国立成育医療研究センターで統計解析を行い、女性のヘルスケア領域における新たな知見の創出を目指す。

国内最大級のビッグデータを解析へ

『ルナルナ』は、月経、基礎体温、妊娠経過、出産および出生児の状態の記録などを記録でき、体調管理から妊娠・出産・育児に関する役立つ情報を利用者に提供するサービス。月経、基礎体温、妊娠などに関する国内最大級のデータを保持している。今回の共同研究では、エムティーアイはその中から量や質に関して一定基準を満たした最大50万人分の匿名化処理済みデータを提供し、国立成育医療研究センターが統計解析、結果解釈、成果公開などを行う。

これまで、十分なデータがなかった月経周期と年齢の関係、妊娠しやすさに影響を与える要素など、女性のヘルスケアに関する身近な疑問、および、妊娠経過・出産結果・出生時体格に関して、どのような要素がどう関係しているのかの解明を目指すという。この研究は日本医療研究開発機構(AMED)の事業女性の健康の包括的支援実用化研究事業(Wise)「プレコンセプションの女性に着目した疾患予防に関する総合的ケア方法の確立」の一環として行わる。

 

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