糖尿病管理支援アプリと電子お薬手帳、かかりつけ薬剤師介入の相乗効果を研究開始

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『GlucoNote』と『お薬手帳プラス』

2017年1月23日、東京大学大学院医学系研究科健康空間情報学講座と日本調剤が、糖尿病とその予備軍の患者を対象とする、ICTを活用した新しい疾病管理の手法について共同研究を開始したことが明らかになった。それぞれが開発したスマートフォン向けアプリと、かかりつけ薬剤師の対面による介入を組み合わせた場合の効果を検証する。

 

『GlucoNote』×『お薬手帳プラス』×『かかりつけ薬剤師の介入』での効果を検証

具体的には、健康空間情報学講座が開発した疾病管理支援アプリ『GlucoNote』と日本調剤が開発した電子お薬手帳アプリ『お薬手帳』を連携させ、さらにかかりつけ薬剤師の対面によるサポートを行なった場合の、『GlucoNote』の利用率・継続率を検討していく。『GlucoNote』はAppleが提供するフレームワークであるResearchKitを用い、簡便かつ安全に体重・血圧・血糖値等の値と、運動、食事のデータを医師と共有できるアプリだが、研究では『お薬手帳プラス』が持つ服薬情報の自動登録機能などと連携することなどを想定しているようだ。両者は、PHR(Personal Health Record)の利活用と薬剤師の介入に関する新たな知見が得られる、先駆的研究だとしている。

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