Noom 愛媛県職員の特定保健指導に採用 オムロン体重計との共同試験導入開始

 

ヘルスケアベンチャーNoom Japanは、兼ねてより展開中であるヘルスケアアプリ「Noom コーチ」が愛媛県職員の特定保健指導に活用されると発表した。2017年2月より、提携先であるオムロンヘルスケアの体重計とともに試験導入される。

CDC(米国疾病対策予防センター)認定のアプリを日本の自治体へ

「Noom コーチ」はスマートフォンを通して行動変容を図ることができるアプリとして、CDC(米国疾病対策予防センター)の認定を受けており、2016年7月からはニューヨーク州内の最大6万人の糖尿病予備軍に対し、糖尿病予防プログラムを提供することを発表している。従来の特定保健指導で行なわれていた初回面談をテレビ電話に代替でき、その後の指導・サポートもアプリ内のメール機能でこまめに行なうことで、継続率・参加率の向上が見込める。さらに、今回のケースでは日本法人Noom Japanの提携先であるオムロンヘルスケアの体重体組成計を利用者に配布。計測値を手軽にアプリに送付することが可能となり、より高いアドヒアランスが期待できるものとなっている。

イベントの様子

試験導入にあたって、2017年2月1日に愛媛県庁にてキックオフイベントを開催。参加者に実際にプログラムの体験をしてもらい、大きな反響があったという。今後もNoom Japanは自治体やパートナー企業との取組みを増やし、健康増進サービスの普及を図るとしている。