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東芝が精密医療へ参入、医療系VCとも業務提携

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2019年5月10日、東芝は精密医療への参入を表明した。東北COIが開発した日本人ゲノム解析ツールによるゲノムデータ収集を開始するとともに、主に医療分野への投資を行うBeyond Next Venturesとも業務提携し、医療系ベンチャー企業の探索や協業の検討を推進する。

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「ジャポニカアレイ®」によるゲノム収集・解析を開始

主な取り組みの柱は2つで、ひとつめは日本人のゲノムデータ収集だ。すでにサービスインしている「ジャポニカアレイ®※1によるゲノム解析サービスを活用し、国内グループ従業員の希望者を対象として、ゲノムデータや複数年の健康診断結果等を含む数万人規模のデータベースを構築する。このデータベースを基に、疾病リスク予測、生活習慣病の予防、重症化予防など「予防医療」の実現に向けた研究開発を、医療研究者をはじめとする医療・ライフサイエンスに携わる機関や企業と共同で推進する。

100億円規模のCVC事業と、医療系VCとの業務提携

ふたつめはベンチャーとの連携だ。東芝は100億円規模のCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)を運用開始しているが、今回、主に医療分野への投資で実績があるBeyond Next Venturesと業務提携契約を結んだ。同社は2014年設立だが、すでに2つのファンドを運用。累計で150億円弱の規模で、医療・ライフサイエンス分野を中心に現在まで28社の技術系スタートアップへの投資と、その事業化・成長支援を手掛けている。東芝としては自らの技術資産と、今回収集開始するゲノムデータ、そしてBeyond Next Venturesの持つベンチャー探索や事業化支援の知見を活用し、精密医療を推進する考えだ。

※1 ジャポニカアレイ®

東北大学東北メディカル・メガバンク機構が構築した「全ゲノムリファレンスパネル」を基にした日本人向けのゲノム解析ツール。COI東北拠点により開発され、日本人に特徴的な塩基配列を持つ約67.5万箇所のSNPを1枚のチップに搭載することにより、短時間での遺伝子多型解析を実現する。また、その解析結果から約30億塩基の全ゲノム構造を疑似的に再構成できる設計となっている。