「名医の手技」を間近で体験できる医療研修VRを共同開発

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イメージ画像(プレスリリースより)

VR×AIによる人材育成ソリューションを開発するジョリーグッド、ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーは、医療研修VRについて共同開発することを発表した。第一弾として心房細動の名医による手技を高精度360度カメラで撮影しVR化する。

カテーテルアブレーション治療をVRコンテンツに

心房細動は潜在的な患者数も含めると100万人を超えるとも言われ、また脳梗塞をはじめとした合併症を併発するリスクもあることから、早期診断と治療が必要とされている。その治療法の1つである「カテーテルアブレーション治療」は、その侵襲性の低さから注目されている術技のひとつだ。今回両者は共同で、「カテーテルアブレーション治療」を高精度360度カメラで撮影しVR化する。

 実際の手術は限られた人数しか見学ができないため、医療現場での手技の浸透に時間を要することが課題となっている。今回作成する医療研修VRでは、実際の治療を行う医師と同じ視点で手術を体験することができ、名医が監修する解説とともに手技を学ぶことが可能だ。両社は、医師の見学人数に上限がある手術の現場を映像化することで、遠方の医療機関でも実際の治療の現場にいるような臨場感ある医療研修を可能にするとしている。

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