全国初、インテグリティ・ヘルスケアの「YaDoc」がオンライン服薬指導に採用

実施の流れ(プレスリリースより)

 
オンライン診療システム「YaDoc」を展開するインテグリティ・ヘルスケアは、2018年6月25日、全国で初めてオンライン服薬指導等に利用されることになったと発表した。先日国家戦略特区におけるオンライン服薬指導実施の特例が認められたのに伴い、福岡県春日市の薬局が登録事業者として認可を受けたことに伴うもの。

 

特定処方箋による運用で「一気通貫のオンライン医療」実証へ

国家戦略特区における遠隔服薬指導(オンライン服薬指導)の特例実施に関しては、先月開催された合同区域会議で、愛知県新城市等、兵庫県養父市、福岡市での実施が承認された(既報)が、今回福岡市で実施者となる登録事業者が、「きらり薬局」を展開するHyuga Pharmacy(福岡県春日市)に決定した。従前よりオンライン診療の実証実験(既報)でパートナーとして協働していた、医療法人社団すずらん会たろうクリニックがかかりつけ医として患者をオンライン診療した後、きらり薬局の薬剤師が「YaDoc」を活用しオンライン服薬指導を実施する。前提となる処方箋は現時点では技術的要件が高いことから、電子処方箋ではなく、オンライン診療を行ったときのみ認められる「特定処方箋」の扱いで、コピーを患者に送付すると同時に薬局へも送付する。

これにより、患者は医師への受診から薬剤師による服薬指導、薬の受け取りまで、一気通貫の在宅での医療を受けることが可能になるとしている。