金沢大学と東芝、AI を活用した糖尿病性腎症重症化予防の共同研究

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2019年8月19日、金沢大学と東芝、東芝デジタルソリューションズは、AIによる糖尿病性腎症の重症化メカニズムの解明により、精密医療の実現を目指す共同研究を開始したと発表した。将来的には、リスクごとに詳細に層別化・体系化された予防法開発を目指す。

腎生検データの解析でアルゴリズム構築へ

AIの構築に取り組むのは、金沢大学医薬保健研究域医学系の和田隆志教授らの研究グループ。同大学が持つ腎生検データを、東芝デジタルソリュー ションズの AI「SATLYS™」の投入により解析。糖尿病性腎症の重症化メカニズムの解明を目指す。研究チームでは、糖尿病性腎症患者を複数のパターンに分けて層別化、体系化された最適な予防法の開発が期待できるとしている。具体的には疾患の早期治療・進展予防,さらには病状の悪化を防ぐ可能性を見いだすことで,患者のQOL 向上を目指すという。

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