キヤノンメディカルシステムズが米医療ベンチャーに出資 自宅で脳卒中の兆候など検査

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キヤノンメディカルシステムズは2019年9月10日、米の医療IoTデバイスを開発中のベンチャー「FemtoDx」に出資したと発表した。出資金額は不明。

心不全や脳卒中の兆候を検出するデバイスを開発中

同社が出資したのは、カリフォルニア州ビバリーヒルズに本拠を置く「FemtoDx社」。在宅患者の血液や唾液などから、心不全や虚血性脳卒中の兆候を診断するシステムの研究開発を行なっているという。開発中のデバイスは、検査結果をリアルタイムで医師や医療機関に送信する機能を実装する予定で、普及すれば一刻を争う状況下で診断を素早く行える一助となる。今回の出資を機に、同社はFemtoDx社とシステムの共同開発に取り組みシステムの完成を目指す。

 今回の資本提携にあたって、同社CEOの瀧口登志夫氏は「当社の革新的なイメージングソリューションと同様、自宅で健康指標を監視するFemtoDxの機能は、画期的な技術を生み出し、患者体験を変えることができると信じている」と述べている。

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