【医療機器開発コーディネーターが見るCEATEC2016】④ギャラリー
CEATEC2016のレポート、最後は個性的なブースと、今年多かったロボットの展示をギャラリーでご紹介します(意外と褒めてなかったりします)。
いよいよ、ロボット群雄割拠の時代へ
2016年5月に発表されたRoboPin。機体には6軸のモーターがついているので滑らかという話は聞いていましたが、実際見ると確かにそうでした。小ささも相まって、お辞儀の可愛さはかなりのものですね(その部分が動画で入ってなくてすみません)。顔部分の色による表情の演出もよかったです。
羽田空港での実証実験でも注目されているEMIEW3、ここでも一目見ようとかなりの人が詰めかけていました。滑らかな動きと発声に関しては他のロボットを上回る部分もあるなと感じました。
kirobo miniの本格的なお披露目ということで、このブースは常に混雑していましたが、私目線で申し上げると特に目新しいものはありません。ソフトバンクのPepper、シャープのRoBoHonの後追いでしかない、と敢えて申し上げます(デザインも含め)。トヨタとしても、ロボットそのものというよりも、TRIで研究開発中のAIの強化のためのUIとして捉えている部分が大きいと思います。ロボット戦略の差別化ポイントは、これからはむしろバックエンドのAIになっていくでしょう。
シャープのブースで楽しみにしていたのが、こちらの写真左下に鎮座する卵形の「ホームアシスタント(仮称)」。プレゼンテーションでは、今回提唱していた「AIoT」(家電がユーザーの使用状況や天気、室温気温などを感知して最適な設定などを自律して自ら行なうシステム)のキーになる存在としてアピールされていましたが、残念ながら、開発途上ということでデモがまったく出来ない状態でした。2017年春には発売にこぎつけたいというお話でしたが、実現可能性も含めて未定な部分がかなりありそうな印象です。
フライング空気清浄機!?
川崎市にある、素材加工と静電技術に強みのある会社のブースで見かけました。静電気で塵を集める空気清浄機がありますが、それをドローンにしたら面白いんじゃないか?ということで作ってみたそうです。海外のTech系ブログ等で見たことはありますが、日本でも創ろうとしているところがあるとは!