国立情報学研究所、医療ビッグデータ研究センターを新設

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国立情報学研究所(NII)は2017年12月25日、ネットワークやクラウド、セキュリティ、人工知能(AI)などの情報技術の活用により医療分野の課題解決を推進する「医療ビッグデータ研究センター」を設置したことを発表した。NII は国立研究開発法人 日本医療研究開発機 構(AMED)の研究事業に採択された3 学会とそれぞれ連携して研究開発を始めており、今後は本センターを基盤に研究を進める。

 

「医療画像ビッグデータクラウド基盤」を構築、接続には100Gbps の超高速回線を活用

NIIは、AMEDの研究事業「医療のデジタル革命実現プロジェクト(平成28年度)」に採択されたた日本消化器内視鏡学会、日本病理学会、日本医学放射 線学会の 3 学会とそれぞれ連携して研究開発を始めている。それぞれの研究を進めるため医療ビッグデータ研究センターを設立し、研究の基盤となる医療画像を集積する「医療画像ビッグデータクラウド基盤」を構築する。この基盤には、同じくNIIが2016年に稼働開始した、学術機関を最高100Gbpsの超高速回線で接続するネットワーク「SINET5」を活用する。今年度中に3学会からの匿名化された症例画像14万例の登録を目指し、その後もより多くの病院等からの協力を求めていくという。

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