順天堂大、世界初のResearchKitを活用したドライアイに関する臨床研究を開始
2016年11月2日、順天堂大学は、Appleが提供している医療や健康に関する研究用に設計したオープンソースソ フトウェアフレームワーク「ResearchKit」を活用した、世界初のドライアイに関する臨床研究アプリ「ドライアイリズム」を開発したと発表した。
アプリで実際に計測、「ドライアイ指数」を表示
アプリ「ドライアイリズム」では、iPhoneのカメラを使う等で「まばたきの回数」「実用視力」を測定する。さらに、ドライアイ診療で広く用いられている12項目のアンケートであるOcular Surface Disease Index(OSDI、眼表面疾患指数)を収蔵。「光を見るとまぶしい」「眼がゴロゴロする」などの設問に答えることで、現在の眼の状態を数値化して分かりやすく表示する。得られた結果はSNSでシェアすることもできる。大学では、同時に生活習慣についてのアンケートに答えてもらうことで、ドライアイとの相関性を研究したいとしている。
順天堂大のResearchKit®を活用したモバイルヘルスへの取組み
順天堂大は以前からResearchKitを活用したスマートフォンによる臨床研究に取り組んできた。日本初のパーキンソン病患者のQOLをアプリで調査する「iPARKSTUDY」など、今回のアプリを含め複数のアプリをリリースしている。